描きたいものを描きたいように描く

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今年の日本アンデパンダン展の「批評と感想」誌も来たし、そろそろ重い腰を上げて次の作品の制作にかかろうかと思います。

朔日会展にもアンデパンダン展と同じ油彩画「広瀬川から仙台市中心部をのぞむ」を展示する予定です。5月に上野で開催される予定でしたが、コロナの緊急事態宣言で東京都美術館が閉館して中止、代替の会場として大田区民プラザで8月に開催されることになりました。この絵はアンデパンダン展での評判は良く、だから日本美術会に入会となったのですが、果たして朔日会展での評価はどうでしょうか。

実は、地球温暖化で人類お陀仏?とか思って描くモチベーションが下がっていました。他の人はともかく、自分が描き続けられるのは後世に人々がいるってことが大きいです。後世に作品を見てくれる人がいなくなるのに作品を残して意味がある?と思っていました。まあでも、最近「スペース・コロニー構想」と言って、宇宙に住む計画が進行しているという情報を得て、けっこう人類はしぶとく生き残るのかと思ったりしています。宇宙飛行士の向井千秋さんが徹底解説とのことで、へーって感じです。

漫画の神様、手塚治虫先生のファンでもあるのですが、彼の代表作の一つ「火の鳥」の未来編を読むと主人公のマサトが火の鳥に極大から極小への旅に連れていかれて、私たちが属する広大な宇宙にも終わりがあり、他の宇宙といっしょに集まって細胞のようなものを形成しているという話があります。つまり、ミクロの世界と同じなんですね。極大から極小まで、すべてはつながっている。そう思うと安心感があります。目がくらむようなスケールの大きさです。手塚先生は本当に天才ですね。

どういう制作をするかということにも迷いがあります。風景画に徹しようかと思ったり、抽象画もいいなと思ったり。今は興味を持ったこと全部やろうと思います。葛飾北斎映画の青年期の北斎じゃないけど、「描きたいものを描きたいように描く」。

次に制作するのは音楽から受けた印象を好みの色を満載して描く抽象画となります。一度はそういう挑戦をしてみたかったです。

写真は朔日会展に出品する予定の油彩画「広瀬川から仙台市中心部をのぞむ」。
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読んでくださってありがとうございます。



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2 comments
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スペース・コロニー構想ですか。なんだか、近い将来また人類が月へ行くとか、火星に行くとかは聞きますね。私らは行けるかどうかわかりませんが。でも私たちも宇宙に目を向けるように心掛けた方がいいのかもしれません。視野を広く持つことが人類が生き残るカギになるのかもしれません。

好きな音楽を題材に、好みの色を満載して描く、どんな絵ができるのかワクワクしますね。楽しみにしています。

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本当に、宇宙に目を向けることに努めます。そういえばAmazonのCEOのジェフ・ベゾスが宇宙に行くとかいうのも聞きました。万一、地球に住めなくなっても、脱出できるのは一部の人々だけだったりして、と思ったりします。

絵を楽しみにしてくださってありがとうございます。がんばります。

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